意識の拡大


『0次元』
それは点、または球だった
他には何にもなかったから
もちろん比較対象もなくって
サイズという概念もなかった
だから「点、または球」

『0次元 → 1次元』
そこから分離がおこって
分離によって差が生まれて
差によって比較が生まれて
右と左が生まれる

その右の「点」と左の「点」が結ばれて「線(1次元)」になる
その「線」が右左、上下、優劣、善悪、等々の二元(双極: Bipolar)を作り出す
そしてその比較が色々なものごとをジャッジするモノサシになる
その「線」は例えていうなら輪ゴムを真横から眺めているのと同じ


『1次元 → 2次元』
握りしめているモノサシによって正しさとか損得とかに執着して
理想を求めたり自他をコントロールしようとしたりして苦しい感じ
そうこうして見聞を広めたり探求を続けるうちに
「正しさ」も「損得」も「理想」も一方的で固定的で限定的な主観であると気付く
そこに気付くことによって『観』の『自在』さを知る

そうすると「線」だったものが「輪っか」だったことに気が付く
右か左か、善か悪か、白黒2色しかないと思っていたのが
陰は極まれば陽になるし陽は極まれば陰になる循環があって
視点が変われば右は左になるし上は下になることを理解する
時代や文化や状況やタイミングや、時には気分によって変化することを理解する
「人間万事塞翁が馬」だし「風が吹けば桶屋が儲かる」だし「バタフライ効果」でもある
全ては直接的間接的につながりあい影響を及ぼしあうから
それはつまり陰陽も中道も全てを包括しながら循環をすることを理解する


『2次元 → 3次元』
その「輪っか」はどうやら部分的にしか見えていなかったっぽいんだけど
色んな視点を獲得した後でよく見なおしてみると
実は厚みのある「螺旋」であることに気付く
「多角的(平面的)」だった視点が「多面的(立体的)」になるイメージ

人生に現れる強い感情を伴う事象への解釈を
『中道』に導くことにより「意識レベル」が変化し
それによって経験する感情の質や
経験する現実の質が変容することに気が付く
螺旋の坂道をぐるりと一周して別の感情を感じるようになる
恥や罪悪感、恐れや怒りといった感情がメインだったのが
徐々に愛や感謝、喜びや受容感といった感情にシフトする
その他にも様々な物事に対する深い理解や気付き
穏やかな現実、穏やかな安心感を実感する


それがトーラス状なのか
円錐の集合体(吸盤ボールみたいな)なのか
サイズの異なる同心円の集合体なのかわかんないけど
最終的には球体に近づいていくっぽい
そしてまた0次元に戻る…?

ちなみにその球体に近づいていく途中の凸凹っぷりを
「個性」とか「性格」ってよんだりすることもあると思います

ずっと頭の中にあったイメージを言葉にしてみました
多分「意識レベルの変容」というテーマであっていると思います

忘備録也

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