仏像とか見てると、目が半開きになってるのが多いですよね。「半眼」っていうそうです。面壁をするときも、半眼。精神統一したい時とかリラックスしたい時、うっすらぼんやり眺めるってのがいいのかもかもしれないですね。
緊張している時は視野が狭くなってて一点を見つめることが多くなるけど、逆にリラックスしてる時は視界がひらけてて全体を満遍なく見渡してる〜って感じしますよね。すごく視界がひらけていて広い範囲に意識が広がってる感じ。そして視界の端っことかも認識できてる感じ。なので、うすらぼんやりの半眼を意識すると良いリラックスになりますよ〜、って話。
ちなみに、頭のてっぺんからつま先まで身体全体をゆっくりスキャンしていくようにして全身の感覚に意識の焦点を合わせていく「ボディスキャン瞑想」をするときも、部分x2をピンポイントに感じていくんじゃなくって、全体をぼんやりやんわりふんわり捉えながら、ってのが大事なんです。何かの感覚や身体のどこかに一点集中するんじゃなくって、広い範囲をふんわ〜り感じながらスキャンしていく感じです。
んで、半眼で面壁をしてみると、目の焦点が次第に壁の向こう側で結ばれるんだけど、それって一昔前に流行ったマジカルアイを見てる時の目の使い方とすごく似てるなーって。
マジカルアイってこんな感じ。見えますかな。
実際に上記の画像を見つめてみてください(画面いっぱいに拡大すると見やすいかも)。何が浮き出てくるか、わかるかな。難しい時は、遠くに視点を合わせてから、その視点を動かさずに画像を見ると立体的に見えるかも。全体を一枚の映像として捉える感じです。意識的に少〜しだけ目の焦点をずらすような感じでしょうか。こゆマジカルアイ画像を見つめてる時って、頭の中の思考ノイズが減って静かになってるの、感じられますか?集中が途切れて何か思考が過ぎることがあってもそゆ時ってクリアでフラットな思考が多い気がします。半眼の時って、より感情と距離を取りやすいモードに切り替わるのかも。
この時さらに、(ちょっと説明難しいんですが)見ている意識を頭の中心部とか後頭部の方にずらす、というか右目と左目の視野が結ばれる位置を頭の後ろの方にもってくる、というか普段、普通に見ている視野を後頭部のあたりから見ているような意識で眺めると、一気に頭の中のノイズが減ってスッと意識が広がるのを感じられるかもしれません。目の前だけじゃなくて視野の端もなんとなく捉えられてる感じ。そして目の周りを含めた顔全体の筋肉や首や肩まわりや胴体が吐く息とともにどんどんゆるむ感じ。ふぅ〜っと息を吐き切りながら、空気といっしょに全身から力みが抜けていく感じ。感じてみてください。ベータ波が抑えられてアルファ波優位になるような気がします。
ウスラボンヤリラックス、ぜひお試しあれ。