HOW:どう使うの?

ディマティーニ・メソッドは一連の質問から構成されます。それぞれの質問たちは
「自分や他人のポジティブに感じる側面(A面・列1〜7)」
「自分や他人のネガティブに感じる側面(B面・列8〜14)」
「獲得してポジティブに感じるもの(C面・列15〜18)」
「失ってネガティブに感じるもの(C面・列19〜22)」
というように分類され状況に応じて使い分けられます。

本当に多種多様な応用方法があるディマティーニ・メソッドですが、どのようなシーンに適用されたとしてもその根底は『様々な角度からの質問を潜在意識に問いかけていくことにより、アンバランスな認識とそれに伴うアンバランスな感情の均衡と、精神のバランスと安定をとり戻す』ことを目的の一つとしています。

ディマティーニ・メソッドは以下のような質問から始まります。

1.ワークの対象者を1人決めてください。初めてディマティーニメソッドに取り組む場合は、過去と現在を見渡してみて、もっとも強い感情を感じる対象者を選んでください。

2.ワークの対象者に対して、ネガティブに感じている特性行動を思いつく限り具体的に書き出してください。

<特性や行動の例>
尊重してくれない/認めない/掃除をしない/自分勝手/思いやりがない/軽視する/無神経/無責任/ 依存する/見下す/つめたい/攻撃的/人の気持ちが分からない/無関心/傲慢/行動力が ない/否定する/やるべきことをやらない/感情的になる/拒絶する/受け入れない/臆 病/感情をコントロールできない/押し付ける など

リストアップするときは、下記の質問を参考にしてください。
【質問】
●その人の最も嫌いなところは具体的にどこですか?
●その人の最も軽蔑しているところは具体的にどこですか?
●その人を変えられるとしたら、どこを一番変えたいですか?
●一番傷ついたことは何ですか?
●その特徴が自分の子供に備わってしまったら最も嫌なものは何ですか?
●その人が何をしたせいであなたは傷ついたのですか?
●その人が改めるべきだと思うのは具体的にどんなところですか?
●その人のどんなところに、最もうんざりさせられるのですか?
●特に我慢できないのは、具体的にどういうところですか?
●最も好感が持てないのは、具体的にどんなところですか?

3.ワークの対象者に対して、ポジティブに感じている特性や行動を思いつく限り具体的に書き出してください。

<特性や行動の例>
行動力がある/自分に自信がある/人の悪口を言わない/リーダーシップがある/責任感が強い/影響力がある/コミュニケーションが上手/尊重してくれる/誠実/認めてくれる/几帳面/自立している/優しい/美しい/健康的/謙虚/素直/知識が豊富/思いやりがある/社交的/正直/誠実 など

リストアップするときは、下記の質問を参考にしてください。
【質問】
●その人の最も良いところは具体的にどこですか?
●その人の最も好きなところは具体的にどこですか?
●その人の最も尊敬できるところは具体的にどこですか?
●その人の最も素晴らしいと思うところは具体的にどこですか?
●最も魅力的だと思うところは具体的にどこですか?
●自分にはないけれど、その人にある素晴らしいところは具体的にどこですか?
●もし、その人の特徴を1つ自分が得られるとしたら、どれが一番欲しいですか?

そしてこの後あなたの知覚・解釈・物事の捉え方を整えていくことを主眼とした質問が続きます。それらの質問に答えていく過程は「実際に起きた過去の出来事を「いまここ」に明確に再現し心の眼でそれらの出来事を捉え、あなたの潜在意識から質問に対する答えを汲み取りあげる」という作業が主な内容です。『考えるのではなく「見る」』という答えの見つけ方をします。それはまさに自分自身との対話。自分探しの旅。

♡ 愛 と 感 謝 の 奇 跡 を あ な た に ♡